北海道出身の父のお墓は北海道の地図に、出身町を星印で




お墓建立の際のエピソード:
ふるさとへ。父が仕事の関係で生まれ育った北海道を離れたのは、50歳を迎える頃でした。
以後昨年5月に81歳で亡くなるまでの30年余りを、この盛岡の地で過ごしました。70歳を過ぎたあたりからは、ふるさとから冠婚葬祭の便りがあっても、帰郷することは叶いませんでした。
今から10年位前だったでしょうか。久しぶりに同窓会の案内が父の元にも届きました。当時から入退院を繰り返し、足腰も弱っていた父は残念ながら欠席でした。
後日送られてきた同窓会の名簿や記念の冊子を時折出しては、懐かしそうに見ていた父の姿を思い出します。父が亡くなり遺品の整理をしていると、それらは金庫の中に大切に保管されていました。普段からあまり口に出して言うことは少なかったけれど、父の故郷への強い思いを改めて感じる瞬間でした。初めてのお墓づくりでしたが、父や私たちの思いをこうして形にしていただけたことにとても感謝しています。方向音痴の父が迷わず、いつでも故郷まで行けるように、出身地である愛別町のところには星印をつけていただきました。昔、遊んだ山や川を見に行っているかなあ。時々、兄弟姉妹や懐かしい友人に会いに故郷に行っているかなあ。

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